Claris FileMaker
自社にあわせたデータベース管理システムを、できるだけ自由度の高い設計で、かつコストを抑えて開発したい
システム導入後の簡単な修正や維持管理は自分たちで行いたい
Claris FileMakerは、そのような中小企業様の現場業務のニーズに応える、非常に有用なデータベースプラットフォームです
Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー)データベースシステムは、社内で取り扱われている様々なデジタルデータを1カ所に集約し、業務にあわせて必要な情報だけを迅速にアウトプットできます。
そして、ノーコード/ローコードツールであるため誰にとっても使いやすく、機能の追加やカスタマイズが自分達で容易にできる点が大きな魅力です。
ミナルキでは、Claris FileMakerを使ったデータベースシステム構築や導入支援を行い、企業様の業務工程の効率化やデータ活用による業務改善をサポートしています。
FileMakerの特長や導入メリット、業務改善の活用事例についてご紹介します。
FileMakerで分散しているデータを一括管理し、適切に情報抽出・活用する
例えば製造業の現場では、以下のような膨大な量のデジタルデータ・属人データがさまざまな場所に分散して取り扱われています。
- 業務工程データ
- 受発注データ
- 資材管理データ
- 人事・労務データ
- マシンデータ
- 製造現場の職人技術(属人化しているが重要なデータ)、他
資材管理データひとつをとってみても、「資材購入伝票のリスト化→原価登録・集計データの作成→工事原価の管理計算→財務計算」など、複雑なインプット・アウトプット、データの受け渡しが発生します。
まずそれらのデータを、FileMakerデータベース1カ所に集約・格納するシステムを構築します。 そして、各工程に必要な情報・項目を引き出すプログラムを設定することで、簡単な検索で必要な情報を画面上やCSVデータとしてアウトプットできるようになります。
FileMakerによって、分散しているデータを集約し、業務に合わせて適切に情報抽出・活用するシステムが構築できるのです。
FileMakerシステム導入後の修正・カスタマイズは自社で対応できる
FileMakerデータベース導入後は、社内担当者様が小さな仕様変更や機能の追加などのカスタマイズをします。
FileMakerはノーコード/ローコードツールのため、プログラミング言語の知識がなくても直感的な画面操作と日本語入力での修正・更新が可能です。
多少の学習は必要ですが、必要な機能をそれを使う人自らで作成・カスタマイズできる点は、FileMakerの大きなメリットと言えるでしょう。
これらの特長から、Excelで情報管理・運用をしていた企業様が入力の煩雑さや膨大な情報管理の負担を解決するために、FileMakerにデータベースを移行するケースが多々あります。 FileMakerであれば、使い慣れたExcelのデザインを活かした形で入力フォームや管理画面を作成でき、修正・機能追加も自分たちで行えるので、システム導入の負担軽減にもつながります。
大切なお客様の情報を安心安全なデータベースで保管する
FileMakerの強みとして、セキュリティ面の安全性の高さもあげられます。
1、データ漏洩対策
・アカウント・パスワードの設定、閲覧制限・管理
・外部認証サービス(LDAP、Active Directoryなど)との連携
・データ暗号化による漏洩防止
2、不正アクセス対策
・アカウントごとのアクセス権の設定、外部からのアクセス制限
・SSL暗号化通信による盗聴やデータ改ざんの防止
・ファイアウォールを設定し外部からの不正アクセスを防止
Excelでも情報管理は可能ですが、「複数ユーザーによる同時更新ができない」「大きなデータ処理に時間がかかる」「データの改ざん・削除が容易にできてしまう」などの弱みがあり、Excelでの情報管理・運用には注意が必要です。
FileMakerにはセキュリティ強化のための高度な機能が整備されています。
大切なお客様の情報を安心安全に保管する目的でも、FileMaker導入は大きなメリットになるでしょう。
FileMaker学習のためのコンテンツが豊富
FileMakerデータベース導入後、社内担当者様が小さな仕様変更や機能の追加などのカスタマイズをするにあたって、FileMakerについて軽く学習する必要があるかもしれません。
Claris社はFileMaker学習のためのコンテンツを豊富に提供しており、しかもそのほとんどは無料で使用することができます。
難易度別のテキスト教材や動画はもちろん、講師による無料セミナーやFileMakerユーザーのコミュニティなどもあります。
さらに高度なスキルを身に着けたい方には、2024年から新たに開始した「Claris 技術者試験」の受験もオススメです。
歴史と実績のClaris FileMakerでデータベース開発・事業DXを進めよう
FileMakerは、Appleの100%子会社であるClaris社が開発した、データベース開発・管理のためのプラットフォームです。
その現場ニーズに即した実用性の高さによって、1985年の初版リリースから最新版「Claris FileMaker 2023」に至るまで、世界各国の企業・製造現場等でDXのためのプラットフォームとして活用されています。
日本国内では大手航空会社、鉄道会社、企業ECサイト等の業務システムで採用実績があります。
ミナルキは製造業をはじめとした多様な業種の企業様のFileMakerデータベース開発とシステム導入支援、各種サポートを行っております。
自社事業に合わせたデータベースをローコストで開発したい、集積データをフル活用して業務効率化や生産性向上を進めたいなど、課題改善のご要望がございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。