Claris FileMaker
自社にあわせたデータベース管理システムを、できるだけ自由度の高い設計で、かつコストを抑えて開発したい
システム導入後の簡単な修正や維持管理は自分たちで行いたい
Claris FileMakerは、そのような中小企業様の現場業務のニーズに応える、非常に有用なデータベースプラットフォームです
Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー)データベースシステムは、社内で取り扱われている様々なデジタルデータを1カ所に集約し、業務にあわせて必要な情報だけを迅速にアウトプットできます。
そして、ノーコード/ローコードツールであるため誰にとっても使いやすく、機能の追加やカスタマイズが自分達で容易にできる点が大きな魅力です。
ミナルキでは、Claris FileMakerを使ったデータベースシステム構築や導入支援を行い、企業様の業務工程の効率化やデータ活用による業務改善をサポートしています。
FileMakerの特長や導入メリット、業務改善の活用事例についてご紹介します。
Claris FileMakerが中小企業に選ばれる理由とは?
1. 分散したデータを一括管理し、効率的に活用
製造業をはじめとする現場では、以下のような膨大な量のデジタルデータ・属人データが分散しており、その管理と活用が大きな課題になっています。
- 業務工程データ
- 受発注データ
- 資材管理データ
- 人事・労務データ
- マシンデータ
- 属人化された職人技術データ など
FileMakerを導入することで、これらのデータを一元管理し、必要な情報を素早く抽出するシステムが構築できます。
たとえば、資材管理では「資材購入→原価計算→工事原価管理→財務計算」という一連のプロセスを効率化し、業務の見える化を推進します。
FileMakerによって、分散しているデータを集約し、業務に合わせて適切に情報抽出・活用するシステムが構築できるのです。
2. 自社で簡単にカスタマイズ可能
FileMakerはノーコード/ローコードツールのため、プログラミングの専門知識がなくても比較的簡単にシステムを修正・追加できます。日本語対応の分かりやすい操作画面により、社内担当者様が小さな仕様変更や機能の追加を迅速に行うことができるのです。
これらの特長から、Excelで情報管理・運用をしていた企業様が入力の煩雑さや膨大な情報管理の負担を解決するために、FileMakerにデータベースを移行するケースが多々あります。
FileMakerであれば、使い慣れたExcelのデザインを活かした形で入力フォームや管理画面を作成でき、修正・機能追加も自分たちで行えるので、システム導入の負担軽減にもつながります。
3. 安全なデータ管理
FileMakerは高いセキュリティ機能を備えており、大切な顧客情報や業務データを安全に保護します。
1、データ漏洩対策
・アカウント・パスワードの設定、閲覧制限・管理
・外部認証サービス(LDAP、Active Directoryなど)との連携
・データ暗号化による漏洩防止 ほか
2、不正アクセス対策
・アカウントごとのアクセス権の設定、外部からのアクセス制限
・SSL暗号化通信による盗聴やデータ改ざんの防止
・ファイアウォールを設定し外部からの不正アクセスを防止 ほか
Excelでも情報管理は可能ですが、「複数ユーザーによる同時更新ができない」「大きなデータ処理に時間がかかる」「データの改ざん・削除が容易にできてしまう」などのセキュリティリスクがあり、情報管理・運用には注意が必要です。
大切なお客様の情報を安心安全に保管する目的でも、FileMaker導入は大きなメリットになるでしょう。
4. 豊富な学習コンテンツ
Claris社はFileMaker学習のためのコンテンツを豊富に提供しており、しかもそのほとんどは無料で使用することができます。
初心者向けの教材や動画、無料セミナー、ユーザーコミュニティなどを活用することで、短期間でスキルの習得を目指すことができます。
難易度別のテキスト教材や動画だけでなく、講師による無料セミナーやFileMakerユーザーのコミュニティなどもあります。
さらに高度なスキルを身に着けたい方には、2024年から新たに開始した「Claris 技術者試験」の受験もオススメです。
5. FileMakerとAIの連携
Claris FileMakerの最新バージョン2024ではAIとの連携が強化され、以下のような機能が追加されました。
1、セマンティック検索
従来のキーワードベースの検索とは異なり、セマンティック検索では検索対象とキーワードの意味・意図の関連性を評価し、関連の高い結果を提供します。
これにより、正確なキーワードが不明な場合でも、必要性の高い情報が取得しやすくなります。
2、AIを活用したスクリプトステップと計算機能
FileMakerでボタンや自動化処理を作成するためのスクリプトステップ機能に、AI関連のスクリプトステップが追加されました。これによりコーディング不要でAI処理を組み込むことができます。
また、AIを活用した計算機能も追加され、より複雑なパターンの自動計算や予測による自動補完などができるようになりました。
3)外部AIモデルとの統合・制御をサポート
FileMakerは、外部AIモデル(OpenAI、Cohereなど)やオープンソースの大規模言語モデル(LLM)との統合をサポートしています。これにより、カスタムアプリケーションを迅速かつ安全に開発できます。
さまざまなAI関連機能の追加により、業務パフォーマンスが向上・強化されています。今後のAI関連機能の追加も期待されますね。
歴史と実績のClaris FileMakerでデータベース開発・事業DXを進めよう
FileMakerは、Appleの100%子会社であるClaris社が開発した、データベース開発・管理のためのプラットフォームです。
その現場ニーズに即した実用性の高さによって、1985年の初版リリースから最新版「Claris FileMaker 2023」に至るまで、世界各国の企業・製造現場等でDXのためのプラットフォームとして活用されています。
日本国内では大手航空会社、鉄道会社、企業ECサイト等の業務システムで採用実績があります。
ミナルキは製造業をはじめとした多様な業種の企業様のFileMakerデータベース開発とシステム導入支援、各種サポートを行っております。
自社事業に合わせたデータベースをローコストで開発したい、集積データをフル活用して業務効率化や生産性向上を進めたいなど、課題改善のご要望がございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。